スマホで約10億人が失明するかも知れないについて
このままでは2050年に世界の5人に1人(約10億人)が失明かも。東京慈恵会医科大学眼科学講座准教授の高橋現一郎医師は次のように解説する。「これは『暗順応』という現象です。よく映画館や劇場などの暗い場所に入った時、一時的に視界が見えなくなったり、次第に見えてくる現象と同じです。人の眼には明るさに反応する細胞と、暗さに反応する細胞がそれぞれ有り、一過性スマホ失明は後者に関連したものです」ただし、この症状は「病気ではない」と高橋医師は指摘する。「この暗さに反応する細胞は『退色』と言い、一時的に反応しない状態になりますが、次第に回復して暗い場所でも見えるようになっていきます。この暗順応はあくまでも生理的なもので、病気ではありませんし、スマホを見続けた際に限った話というわけでもないです」なので「一過性(スマホ)失明」と命名されたのだろう。
2022年11月19日 06:05