認知症に繋がる方向音痴について
地図が読めない女性は多いとよく聞くけれど、そもそも方向音痴とは「空間認識が得意でない。つまり、脳の、空間を認識する領域が機能していないということです」と白澤先生。そればかりか、アルツハイマー病のごく初期の兆候かも!? と米ワシントン大学が発表している。「方向音痴はアルツハイマーの初期症状ではなく、むしろ進行している可能性があります。方向がわからなくなるのは、脳の中にある空間認識の領域が壊れている証拠なのです」今まで方向感覚に長けていたのに、急に方向音痴になったという人は要注意認知症の“超早期発見”は延命につながらない認知症の“超早期発見”の研究が国内で相次いでスタート。認知症の根治治療につなげるのが狙いだとか。「認知症の根治治療薬は20年以上研究しても現れません。今後は、薬に期待するより、予防に努めるべきです。40~50代に認知症を発見したら、その後、数十年間、脳機能低下に怯えながら暮らさなくてはならないのです。認知症は、がんと違い、超早期発見が延命につながるものではないというのが私の考えです」
2022年11月24日 08:21