身近な食品の健康効果について
青魚、アマニ油、エゴマ油、くるみなどに多く含まれる「オメガ3」と呼ばれる不飽和脂肪酸。DHA、EPA、αリノレン酸がその仲間だ。オメガ3は心臓、血管の病気予防になることが最近知られてきているが、さらに、がんや脳の機能にも役立つという報告が続々と発表されている。「認知症予防にはオメガ3を積極的にとりましょう」とアルツハイマー病とアンチエイジングのスペシャリスト、白澤卓二先生(白澤抗加齢医学研究所所長)。とはいえ、脂がのった青魚のお刺身を毎日、食べるのは難しい……。「オススメは卵。必須脂肪酸のDHAやαリノレン酸が含まれており、生はもちろん、ゆで卵でも栄養価が損なわれません」さらに効率的にとるために、同じく必須脂肪酸のEPAを加え、DHAとαリノレン酸を増やした最強の卵を、独自に開発したという。「エサにアマニ油などのオメガ3を加え、放し飼いにした鶏の卵です。“卵で認知症予防”は、これからのスタンダードになると思います」
2022年11月26日 07:25