ご飯・みそ汁・ぬか漬けについて
日本の伝統食といえば、「お米・みそ汁・ぬか漬け」です。みそ汁は日本が世界に誇れる発酵食品です。なぜなら、味噌は大豆と米と麦と食塩などからつくられた発酵食品で、ここに根菜類を入れ、さらにわかめや昆布といった海藻類も入れれば食事として完璧なものになるのです。今、「酵素ダイエット」などによって酵素や発酵食品が見直されていますが、何も目新しいものではありません。ぬか漬けや納豆など、昔から日本には発酵食品がたくさんあったのです。ちなみに、筆者の食生活で外さない3点セットは「お米・みそ汁・ぬか漬け」です。お米は、発芽させた玄米か、三分に精米して食べていますが、精米するとぬかが出てくるので、それによってぬか漬けがつくれます。
ぬか漬けは、ハードルが高くてなかなか自分ではつくれないという人もいるでしょう。筆者は、精米したときに出るぬかで即席のぬか漬けをつくっていますが、つくり方はとても簡単です。保存袋にぬかと塩と水を入れるだけでぬか床の出来上がりです。そこに野菜を入れてつくるので、量が少なくても袋の外から手で揉めば、半日程度で簡単にできます。冷蔵庫の隅に立てかけて入れておけるので、場所も取りません。
出張で家を空けることが多い筆者には、正式なぬか床を維持していくことは難しいですが、即席ぬか床はいつでもできます。もし、水が上がったり、すっぱくなったら保存袋ごと捨てることもできます。昔ながらの深い味わいはないかもしれませんが、簡単につくれてとても便利です。
2022年12月27日 07:03