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カルシウムは骨折予防には効果がないについて

 そもそもカルシウムを多く摂ることは、本当に骨折予防に有効なのでしょうか?
 カルシウムは骨の材料ではありますが、口から摂取したカルシウムが効率よく骨に取り込まれるという保証は、どこにもありません。高齢者ではむしろ動脈硬化や炎症などの部位にカルシウムが沈着して、病気の原因となることが知られています。
 15年の「British Medical Journal」に、ニュージーランドの研究者によって過去に行われた主だったこの分野の臨床研究をまとめて解析し、食事のカルシウムと骨折リスクとの関連、そしてサプリメントとしてのカルシウムと骨折リスクとの関連を、トータルに検証した論文が発表されています。
 食事によるカルシウムの摂取量と骨折リスクとの関連を検証した、50以上の臨床データをチェックしたところ、その大部分では骨折リスクとカルシウム摂取量との間に、有意な関連は認められませんでした。
 カルシウムのサプリメントを使用した、介入試験と呼ばれる精度の高い26の臨床試験をまとめて検証したところ、トータルな骨折リスクはサプリメントにより、有意に11%低下し、脊椎の骨折リスクも14%も有意な低下が認められましたが、股関節や前腕の骨折のリスクには、有意な低下は認められませんでした。ただし、より精度が高く、バイアスの少ないデータに絞って再検討すると、サプリメントによる骨折予防効果も有意には認められなくなってしまいました。
 要するに、これまでの臨床データからわかることは、食事からカルシウムをたくさん摂っても、それほど摂らなくても、それで骨折が予防されたり、リスクが上がったりすることは、どうやらないと考えたほうがよいということです。
 もちろん、カルシウムに高度の欠乏があれば、それは骨のみならず全身の健康に影響を与えることは間違いがなく、そうした場合の補充には効果が期待できますが、カルシウムの摂取量が許容範囲で多めでも少なめでも、あまり差がない可能性が高いのです。
 そして、サプリメントとして比較的大量のカルシウムを摂ったり、ビタミンD【25(OH)D】を併用すると、骨折リスクはやや低下する可能性がありますが、それほど明確な差ではなく、かつ過剰摂取のリスクもあるので、こちらもそれほど推奨されるような行為ではなさそうです。
2023年01月10日 08:41

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